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水循環型ポータブル手洗い機「WOSH」を開発。2020年11月出荷に向けて7月14日 より先行予約を開始。開発過程が7/14夜10時『ガイアの夜明け』で放映。

PRESS RELEASE

水循環を用いた次世代の分散型水インフラの研究開発・事業展開を手がけるWOTA株式会社(本社:東京都文京区 代表取締役:前田 瑶介、以下「WOTA(ウォータ)」)は、AIを活用した自律分散型水循環システムを搭載した、水循環型ポータブル手洗い機「WOSH」の開発を発表すると共に、2020年11月の出荷に向けて、7月14日より600台限定で先行予約を開始することをお知らせいたします。

また、7月14日夜10時から、テレビ東京系列『ガイアの夜明け』にて「進化する“キレイ”ビジネス~Withコロナでチャンスあり~」と題して本製品の開発過程の様子が放映される予定です。約3ヶ月にわたり、密着取材していただきました。
本お知らせと併せて、是非ご覧ください。

2020年、新型コロナウイルス感染症が猛威をふるい、世界中の人々の生活に大きな影響と変化をもたらしました。これから私たちは、withコロナ / afterコロナの考えのもと、暮らし方、働き方など、日常生活の様々な場面において新しい生活様式を見いだしていく必要があります。WOTAでは、このウイルスと共生していくためには世界規模での公衆衛生のアップデートが非常に重要になると考え、水道のないどんな場所にも設置可能で、いつでも綺麗な水で手洗いができる手洗い場として「WOSH」を開発いたしました。

感染症対策として「手洗い」は最も有効な手法の一つであるということが分かっており、呼吸器系疾患の場合、リスクを最大44%低減することができるという研究結果(※1)も出ています。しかしながら、例えば、都市生活における環境では、手洗いには水道インフラが必要となるため、駅や商業施設のトイレなど特定の場所、そして外出時の行動の中でも、限られた場面でしか行うことができません。また、世界では人口の40%にあたる途上国を中心とした30億人が、自宅で満足に手洗いできる水の供給インフラも整備されていないという事実もあります。(※2)

このような背景から、WOTAでは世界規模での公衆衛生のアップデートを目指し、これまで災害用シャワーなどで培ってきた独自の水循環テクノロジーを生かし、AIを活用した自律分散型水循環システムを搭載した、水循環型ポータブル手洗い機「WOSH」の開発、製品化を実現しました。

■「WOSH」製品について

「WOSH」は、水インフラを必要としない独立型のポータブル設計となっており、病院や学校、商業施設やレストラン、カフェなどの飲食店の店舗前などにも手軽に設置が可能です。また、供給水質の安全性を担保するために、膜ろ過・塩素添加・紫外線照射の3段階のWOTA独自のテクノロジーを搭載しています。さらに、「手と、スマホをいつでも綺麗に。」というコンセプトのもと、スマートフォンのUV除菌機能も搭載しており、手を洗っている30秒間でスマホ表面についた菌の99.9%以上除菌可能で、手洗い後の手を綺麗な状態に保ちやすくなります。

また、提供する水の安全性については、万が一、コロナウイルスのようなウイルスを含んだ水であっても、本製品の水循環テクノロジーにおいて確実に処理を行うことが可能であり、安心してご利用いただけます。具体的には、本製品が搭載しているフィルターの最も目が細かいフィルターの孔の大きさが1-2nm、一方で、コロナウイルスの直径は50-200nm(出典:Nanshan Chenほか,2020)といわれており、膜ろ過の過程でフィルターによりウイルスを排除することができます。また、フィルターの状態や供給する水質をセンサーにて監視する仕組みも搭載、さらに塩素と紫外線による殺菌機能も行うことで安全性を確実に高めるなど、WHOの飲料水ガイドラインや各国の飲料水基準に準じた衛生的な水を供給するため、安全管理に万全を尽くしています。

本製品の水循環テクノロジーに関する詳細な情報は、下記ページでご覧いただけます。 
https://wota.co.jp/wosh/

<製品概要>
製品名:WOSH model zero
サイズ:W707×D596×H1063mm
重量:60kg

出荷時期:2020年11月頃
予約受付数:限定600台

「WOSH」公式ページ:https://wota.co.jp/wosh/
「WOSH」先行予約申し込みページ:https://wota.co.jp/wosh/wosh-form/

<製品のポイント>
・水道なしで、ずっと綺麗な水で手が洗える。
・軟水によるやさしい手洗い体験。肌に優しく、柔らかく包み込む。
・「第3の手」スマートフォンも、深紫外線で綺麗に。
・誰でも正しい手洗いがでできる、30秒をカウントするセーフティー・リング。
・アップサイクルを取り入れた、ドラム缶の筐体デザイン。

また、「WOSH」は、水道インフラがない環境でも、ほんの少しの水と電気があれば世界中どこでも設置、利用が可能です。また、水循環システムのテクノロジーにより、排水量は100分の1と極めて少ない量で衛生的な水を利用し続けることができるほか、世界中での利用状況データをクラウド管理することで適切な管理やサポートができます。さらに、3Dプリンタを活用した量産も想定した設計に取り組んでおり、生産設備問わず世界中での生産も期待できることから、「世界を救う、手洗いの新しいかたち。」のビジョンのもと、難民キャンプや水道インフラが整っていない地域にも本製品を設置することで、将来的には、世界中で手洗いができない環境にある30億人に対しても手洗い環境を提供していきたいと考えており、まず2021年に日・米で約1万台の販売を目指しています。

WOTAでは、「誰でもどこでも水の自由を」をミッションに、災害により上下水道が断水した場合でも、水循環の技術により限られた水量で多くの方に入浴等の水利用機会を提供することが可能となるAIを活用した自律分散型水循環システム「WOTA BOX」を提供するなど、災害時から日常生活まで様々なシーンで世界中の人々に新しい水インフラを提案するため、研究開発、プロダクト開発を行ってきました。今後も、水循環を用いた次世代の自律分散型水インフラの研究開発・事業展開を通して、人類と水の未来を創造するべく、プロダクト・サービスの改善に努めるとともに、研究開発・事業展開をより一層強化してまいります。

(※1) 
1. Rabie T, Curtis V. Handwashing and risk of respiratory infections: a quantitative systematic review. Med Int Health. 2006;11(3):258-67.
2. Curtis V, Camicross S. Effect of washing hands with soap on diarrhoea risk in the community: A systematic review. Lancet Infect Dis. 2003;3(5):275-81.

(※2)
UNICEF. FACT SHEET: Handwashing with soap, critical in the fight against coronavirus, is ‘out of reach’ for billions. 13 March 2020.

【会社概要】
WOTA株式会社(https://wota.co.jp/
本社所在地:東京都文京区本郷四丁目 12 番 5 号
設立   :2014年10月
代表者  :代表取締役 前田 瑶介
事業内容 :水処理装置の製造・開発、アルゴリズム開発

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