防災用水循環システム
どんな時も
安心して使える水を。
断水が長引くと、
困るのは飲み水だけではありません。
手洗い、洗面、シャワー。
生活用水が途絶えることで、
避難所の衛生環境は急速に悪化します。
「WOTA Unit ER(Emergency & Resilience)」は、
排水を再生・循環利用でき、限られた水を繰り返し使い続けられます。
上下水道に依存しないため、平時だけでなく非常時にも速やかに
生活用水を確保できる防災用水循環システムです。
平時
みんなの手洗い場

非常時
避難所での手洗い・防災シャワー

features
あなたのまちの防災拠点に、
「水の安心」を届けます。
「WOTA Unit」は、生活排水の最大97%(※1)をその場で処理し、安全な生活用水として再生・供給する世界初(※2)の小規模分散型水循環システムです。
「WOTA Unit ER(Emergency & Resilience)」は、その技術を防災用途に最適化し、断水時でも手洗い・洗面・シャワーに必要な生活用水(※飲用水・トイレ用水を除く)を速やかに確保できるフェーズフリーに活用可能な防災パッケージです。シンク(新設)(※3)やシャワーテントとつなぐことで、避難所や公共施設、事業所に、いつでも安心して水を使える環境をつくります。
- ※1 再生率はご利用環境や水利用方法によって異なる場合がございます。
- ※2 2025年7月8日付け当社プレスリリース参照 (https://wota.co.jp/news-250708/)
- ※3 WOTA Unit ERに繋いだシンクのみご利用できます。
-

Water resilience
断水による生活用水の不安を解消
地震や風水害などによる断水時においても
手洗い・洗面・シャワーなどに必要な生活用水を速やかに確保できます。
避難所となる施設に設置することで、地域住民へ大きな安心をもたらします。 -

Routine preparedness
いつもの日常が万が一の備えに
「WOTA Unit ER」は常設型の防災設備として、平時には手洗い場としてご利用いただけます。
普段から使っているからこそ、非常時にも迷わず使えます。 -

Clean water
独自技術で高い水質基準に適合
センサーで水質等を監視し、アルゴリズムによって機器の運転を自律制御。
数種類のフィルターを適切に組み合わせ、
日本の水道法水道水質基準に適合する清潔な水を供給します。 -

Smart maintenance
メンテナンスの負担を最小限に
フィルター処理技術と生物処理技術を組み合わせることで、
メンテナンス頻度を最小限に抑えます。
日常使いでも発災時でも負荷の少ない運用が可能です。
scene
case
日常の中で育まれる水への意識と
防災の備えが、非常時に活きる
広島県竹原市内の小学校にて、日常利用と防災を両立する設備として「WOTA Unit ER」が運用されています。
平時には、子どもたちの衛生環境を向上する手洗い場として日常的に活用され、同時に、水の循環を通じて水資源の大切さを学ぶ機会になっています。実際に、児童へのアンケートではほぼ全てが継続的な利用希望があり、高学年では「環境に貢献できること」が主な利用動機となるなど、環境貢献に日常の中で取り組めることが確認されています。
災害時には、簡単に行えるバルブ操作により手洗いからシャワーへと切り替えが可能となり、断水下でも衛生的な生活用水を確保することができます。8割以上の児童がシャワーへの切り替え機能を認知しており、防災機能についての理解が自然に浸透しています。また、防災訓練の一環として本設備を活用した実地訓練が実施されました。訓練では、「WOTA Unit ER」の使い方についてWOTA社員が説明を行うとともに、実際の災害を想定した運用訓練を実施。子どもたち自身がバルブ操作を行い、手洗いからシャワーへの切り替えを体験しました。
当日は地域住民も参加し、手洗いや温かいシャワーを体験。過去に断水を経験した住民からは「こうした設備があると分かっていれば安心できる」といった声も聞かれ、学校を起点とした地域全体の防災力向上にもつながっています。さらに、防災訓練に加え、全学年を対象に水処理のしくみや装置の使い方を学ぶ授業を実施しています。設備に触れるだけでなく、その仕組みを理解する機会を設けることで、水への意識と防災への理解の両面から定着を図っています。
教員からは、子どもたちの手洗い習慣の定着が見られることが報告されており、管理の手間がほとんどかからないことが確認されています。さらに、環境教育の「生きた教材」としても活用されており、日常の学校生活の中に自然に取り入れられています。学校現場からのコメント
「日常的に手洗い場として活用でき、災害時には貴重な水の供給システムとして使えることは安心につながります。衛生環境の確保に加え、水の循環や資源の大切さを学ぶ機会にもなりました。」
自治体危機管理担当部署のコメント
「断水が長期化する災害において、生活用水の確保は大きな課題です。平時からこうした設備に触れておくことで、非常時にもスムーズに運用できる体制づくりにつながると期待しています。」
日常の学びとしてだけでなく、地域の中で慣れ親しまれる存在へ。学校を起点に、子どもたちと地域住民の双方にとって“いざという時に使える備えとなることを目指しています。
水の使用状況がわかる専用アプリ

- 雨水タンクの残り水量も確認できます
- 現在使える水の量
- 現在の水量に応じた残り使用可能回数
- 非常時の活用をガイドするメニューを
ワンタッチで表示可能です

その他の機能
-

安全な水であることを確認できます
-

再生した水量を確認できます
track record
被災地での学びを、
「WOTA Unit ER」に
災害現場での活用実績
- 0自治体
- 0箇所の避難所
- * 2025年12月時点
- *「WOTA BOX」/ 「WOSH」 での実績

能登半島地震、及び国難級災害における
「災害水ストレス」レポート
災害時においては、飲料水の確保に加え、トイレや手洗い、入浴といった生活用水の確保が重要な課題となります。
特に、災害直後からの手洗いや入浴は、衛生環境の維持や感染症予防の観点から重要である一方、
多くの水を必要とすることに加え、排水処理にも課題があるため、断水下では十分な環境を確保することが困難です。
technology

「WOTA Unit ER」の安全性を支えているのは、独自の水処理自律制御技術です。
センサーで水質や水圧などを監視し、
アルゴリズムによって機器の運転を自動的に制御することで、
システムを最適の状態に保ちます。
この技術により、大型の浄水場や下水処理場で専門的な管理者のもと
行われているような高度な水処理が、一般のご家庭においても行えるようになりました。
「WOTA Unit ER」が供給する水の品質は、
日本の水道法の規定に基づく水道水質基準(52項目)に準拠しています。
状況に応じて、
水の使い方を切り替えられるしくみへ
※ 再生率はご利用環境や水利用方法によって異なる場合がございます。
雨水を屋根で集め、タンクに蓄えます。
微生物に有機物を分解させる生物処理、フィルターによる膜処理、
深紫外線や塩素による殺菌処理によって、安全な水をつくります。バルブを切り替える簡単操作で、手洗いにもシャワーにも使えます。
手洗いシンク・シャワー設備に接続して普段どおりに水を使えます。
- ※ 水処理にはある程度の時間がかかるため、一度に使える水量には限りがあります。
- ※ 生活用水ユニットから供給される水は日本の水道法水道水質基準を満たすものの、飲用を推奨するものではありません。
手洗い・シャワーを利用したあとの雑排水は、
すべてWOTAシステムに回収されます。蒸発や前処理済みRO副次水により減少した分の水は、
雨水タンクからWOTAシステムに補充されます。- ※ 前処理済みRO副次水:生物処理等の前処理によって有機汚濁物質を大幅に除去した後、
RO膜による高度水処理を行う過程で分離され、処理水とは別に副次的に発生する水
- ※ 前処理済みRO副次水:生物処理等の前処理によって有機汚濁物質を大幅に除去した後、
specs 生活用水ユニット
「WOTA Unit ER」組み合わせ例
※手洗いシンクはパッケージに含まれません。設置環境に合わせて、市販品をご選定ください。
| 本体サイズ | 幅1680×奥780×高1400 (最外寸法 (mm)) |
|---|---|
| 本体重量 | 170kg(乾燥時) |
| 電源電圧 | 100VAC |
| 平均電力 | 105W |
| 供給水質 | 水道水質基準52項目 残留遊離塩素0.1mg/L以上 |
| 使用環境 | -10℃~40℃(※4) |
| 想定使用最大人数 | 手洗い時:約430人/日(※5) シャワー時:約30人/日(※5) |
| 再生水生成・処理能力 | 標準:450L/日 最大:720L/日 |
| メンテナンス頻度 | 年4回(※5) |
水道水以外の水を用いる場合は、使用前に浄化が必要です。濁りのある水、海水には対応していません。
※4 凍結の恐れがある地域に設置する場合は、適切な断熱及び寒冷地用の対策をお願いします。
※5 使用条件によります
* 仕様及びデザインは、予告なく変更する可能性がございます。
WOTAの分散型水循環システムは、「国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)」による 「ディープテック・スタートアップ支援基金/ディープテック・スタートアップ支援事業」、および内閣府/経済産業省による 「中小企業イノベーション創出推進事業(SBIR)」の支援を受け、量産開発および社会実装に向けた検証を進めています。 2025年には、技術成熟度を示すTRL(Technology Readiness Level)において「TRL6」を通過し、現在は実環境下でのシステム実証を行う「TRL7」段階に進んでいます。
水循環システム配置の考え方
自治体の災害対応拠点は、大きく「重要拠点」「大規模避難所」「小規模避難所」に分けられ、時間とともに災害対応体制が変化します。
災害発生直後は、地域ごとに多数の「小規模避難所」が開設されます。
2週間後には、これらの避難所は集約され、「重要拠点」や「大規模避難所」に避難者が集まります。
こうした拠点では、数週間から数カ月にわたる避難生活の長期化が見込まれます。
WOTAは、このような災害対応の流れを想定し、2つの防災用水循環システムを提供します。
①「重要拠点」や「大規模避難所」に平時から「常設」し、平時利用と非常時利用を両立する製品。
② 災害時に小規模避難所へ迅速に展開し、避難所の開設・運営や集約の過程に応じて柔軟に活用できる「可搬型」の製品。
平時から備える「常設型」と、非常時に機動的に展開する「可搬型」の活用により、
初動から、中長期の避難生活まで状況に応じて応えられる水循環システムの配置を推奨しています。
施設例
・重要拠点:市役所・区役所、防災センター、災害拠点病院 など
・大規模避難所:小中学校、市民体育館、道の駅 など
・小規模避難所:公民館、交流会館、児童館 など














