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ジャンル: キッズスペース 商業施設

三菱商事・ユービーエス・リアルティ株式会社 mozoワンダーシティ

WOSHを通じ、親子で水のミライに思いを馳せて

キッズスペースに安心感と学びをもたらす手洗いスタンド

三菱商事・ユービーエス・リアルティ株式会社 mozoワンダーシティ

愛知県名古屋市にある「mozoワンダーシティ」は、約230店舗のテナントから構成され、全国でも有数の売上高を誇る広大な商業施設。2009年のオープン以来、毎日、子どもからお年寄りまで幅広い世代のお客さまが訪れています。常に環境や安全に配慮し、サステナブルなライフスタイルを発信し続けてきたこの施設に、2021年3月からWOSHが導入されました。
今回は、「mozoワンダーシティ」を運用する三菱商事・ユービーエス・リアルティ株式会社の中桐祥子さんに、WOSH導入のきっかけや今後期待することなどについてお話を伺いました。

子どもが遊ぶ場所だからこそ、清潔と安心を重視

―WOSHが置かれているのは、キッズスペースの近くですね。どうしてここに設置されたのでしょうか?

2019年に改修を行い、「こどもぞ。」として誕生したキッズスペースには、小さな子どもが体を使って遊べるアスレチックジムやクライミングウォールなどの遊具があります。子どもたちが手で触れるということで、施設内でも特に清潔さが求められているスペースだったため、コロナ禍でも安心してご利用いただけるようWOSHを設置しました。

手の清潔を保つにはまず手洗いですが、手洗い場を増やすのは、水道管を通す工事なども必要でハードルが高いですよね。消毒用アルコールも設置していますが、小さな子どもが多い場所だと、噴射したアルコールが子どもの目に入るのでは、といった不安もあります。WOSHであれば、工事が必要なくすぐに導入できて、「こどもぞ。」を利用する子どもたちにも、ご家族にも安心して使っていただけると感じました。

―WOSHの隣に簡易型のベビーケアルームもありますね。

はい、こちらで授乳やおむつ替えをした後にWOSHで手を洗っていただくこともできますし、あわせて使っていただけたら便利なのではないかと考え、隣に並べました。「mozoワンダーシティ」では、WOSHだけでなく、世の中のトレンドやニーズにアンテナを張り、新しい製品・サービスを他の施設に先駆けて導入しています。

―子どもが過ごす場所の衛生対策には、日頃から気を遣われていると思いますが、新型コロナウイルスの流行で変化したこともありますか?

施設としては、入り口でのアルコール消毒、フードコートでの飛沫防止のアクリル板設置といった基本的な対策は行っています。「こどもぞ。」の遊具などには除菌コーティングも施していますね。また、「清潔」や「安全」が目に見えることが大切だと思うので、除菌済みのところにはそれを示すシールを貼ります。施設として感染対策に気を遣っていることを視覚的に伝えることで、お客さまにより安心感を提供できたらと考えています。

ただ、やはり手で触るものが多い場所なので、感染拡大の状況によっては「こどもぞ。」は閉鎖している時期もあります。実は2021年3月に一度、試験的に運用を再開したのですが、WOSHを導入したのもそのタイミングです。再オープンするのであれば、より徹底した衛生対策が必要。でも、従来通りにアルコールを置くだけで、十分に安心感を持ってもらえるだろうかと課題を感じていた時にWOSHに出会えたので、タイミングも良かったと思います。

日常の手洗い体験から学ぶ、水の未来を支えるテクノロジー

―WOSHを設置することになったきっかけを教えてください。

部の責任者がテレビ番組でWOSHが取り上げられているのを観て、「おもしろそうな製品がある」と社内で提案したのがきっかけでした。施設の衛生対策として取り入れたいというのはもちろんですが、WOTAの理念に共感したのも、導入した理由の一つです。

―WOSHのどのような点に特に共感されたのでしょうか?

循環水を利用し限られた資源を有効利用している点、循環水が衛生的にも問題なく、また水道工事も不要で場所を選ばない点が魅力的でした。サステナブルな取り組みにはいろいろなものがありますが、不動産運用という事業柄、「節水」対策についてはどのようにアプローチすればいいのか、アイデアを模索していたので、WOSHの技術を知ったときには大変興味深く感じました。

―導入するにあたって、懸念点などはありましたか?

感染症が流行したことで、施設運営において“清潔さ”が今まで以上に求められるようになったと思います。無理なく、またお客様に体感してもらえる衛生対策としては、最適でした。
実際に運用を始めて、今気になっていることとしては、とても広い施設なので、まだWOSHが設置されていることを知らないお客さまもいることです。認知がある程度広まったら、WOSHの仕組みや理念なども知っていただきたいですね。便利に使っていただくことが第一ですが、せっかくなら水を循環させて利用していることを通じて「サステナブルを体験できる場所」としても広まって欲しいと思っています。

WOSHを通じて、新たな学びや気づきを提供したい

―主にどんな方々がWOSHを利用されているのでしょう?

店舗に囲まれて多くの人が通る場所に設置しているので、「こどもぞ。」を利用する子どもに限らず、幅広い年齢層の方々が利用されています。WOSHはデザインも目を引くので、高校生や若い世代の方にも興味を持たれているようです。特にスマートフォンの除菌機能は、おもしろがって体験している若い方が多いですね。今後は、弊社の他の施設にも広げていきたいと考えています。

―今後、WOSHを通じて実現したいことやWOTAに期待することはありますか?

当社は海外のお客さまとのやり取りが多いのですが、海外では日本以上にサステナビリティに対する意識が高いため、当社で運用している施設でもその意識は積極的に取り入れています。その中でも「mozoワンダーシティ」は率先して、サステナブルな取り組みをしてきました。2019年からは「mozo action for earth」というスローガンを掲げ、SDGsに関連した活動やイベントなど、「mozoワンダーシティ」独自での発信を行っています。

「mozoワンダーシティ」は年間約1700万人のお客様が来館されます。「mozoワンダーシティ」を通して、環境への興味や寄与を体感してもらえるようサステナブルな取り組みは引き続き模索していきたいと考えているので、お客さまにはWOSHを通じて、安心感だけではなくサステナビリティにまつわる学びや気付きを得てもらいたいですね。他にも、WOTAで既存の店舗設備などに搭載できる新たな製品を開発いただけたら、さらにその認知が広がるのではないでしょうか。今後、当社としてもWOTAの新しい取り組みに協力できることがあれば積極的に参加していきたいと考えています。

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