株式会社 柿本榮三美容室
衛生対策の“見える化”で、お客様の安心できる場所へと進化
人にも地球にもやさしいビューティーサロンを目指して
銀座のランドマークの一つであり、長い歴史を持つ交詢ビルに店舗を構える美容室kakimoto arms 銀座店。2021年9月に大規模リニューアルを行い、カットやカラーをはじめとする各分野のスペシャリストが結集するトータルビューティーサロンとして生まれ変わりました。光と風を感じながらくつろげる上質な空間のエントランスには、「お客様への安心・安全のメッセージ」として、WOSHが設置されています。同社取締役であり、店舗のブランディング・PRを担当されている村松亜子さんに、導入の経緯や美容室が衛生対策やサステナブルに取り組む意義などについて、お話をうかがいました。
目を惹く存在でありながら、透明感のあるデザイン性に好感
―WOSHはエントランスに設置いただいていますが、ナチュラルな雰囲気の内装に馴染んでいますね。
リニューアルした銀座店は、ご来店いただいたお客様にくつろいでいただきたいという思いを込めて、イタリア語で家を表す“CASA”をデザインコンセプトにしています。壁一面の窓からふんだんに光を取り入れ、風通しのよいゆったりとした空間をつくり上げました。その中で、WOSHは目を惹く存在でありながら、周囲に自然に溶け込んでいますね。大きな機械なのに重たくなく、透明感を感じるデザインが気に入っています。
―村松さんは、銀座店のリニューアルにあたりWOSHの導入を強く推されたそうですが、その理由を教えてください。
WOSHを知ったのは2020年春頃、新型コロナウイルスの感染拡大防止のための最初の緊急事態宣言が出された時でした。知り合いのスタイリストの方のInstagramにWOSHで手を洗う動画がアップされていたんです。今まで見たことのないプロダクトだったのでとても印象に残っていて「ぜひ私たちのお店でも使ってみたい」と思うようになりました。
というのも、その頃は当社のサロンも休業していて、再開する場合、どうすればお客さまに安心して来ていただけるのか、模索しているところでした。元々、美容室では使用する道具などをしっかり消毒するのはもちろん、お客さまに直接触れることもあるので、衛生対策は徹底しています。ただ、そういう対策は必ずしもお客さまの目の前で行うわけではないため、安心していただくためには、もっと衛生対策を“見える化”していく必要があるのではないかと考えていました。
手を洗える場所をエントランスに設けることで、衛生対策に気を遣っていることをアピールでき、それがお客さまの安心感につながるのではないかと。それで、2020年の秋に銀座店のリニューアルが決まった際には、WOSH導入を強く推しました。
―導入にあたって、社内でどのようなご意見がありましたか?
導入すること自体は、特に反対意見はありませんでした。ただ、エントランスへの設置に対しては、WOSHが目立ちすぎたりお客様の動線が悪くなるのでは、というオーナーからの意見もありました。また、銀座店では、施術中にお洋服にしわや汚れをつけたくない方など、希望するお客さまにはガウンに着替えていただくスペースがあるのですが、このスペースの近くにWOSHを置いてもいいのではないかと。
ですが、私としては、WOSHはお客さまに安心して過ごしていただける場所であることをアピールするためのシンボルなので、やはりエントランスに置くことが大事だと考えていました。結局、実際に設置されたWOSHを見たらしっくりきたようで、今ではオーナーも他のスタッフも、当たり前のように使っていますね。
衛生意識の高さを“見える化”する、WOSHの存在
―実際に導入されて、スタッフの方々からはどのような反応がありましたか?
お店に初めてWOSHを設置した時には、スタッフから「わあ!」という歓声が上がりましたね。スタイリッシュなデザインやスマートな動作、光の演出などに感心していたようです。スマホの除菌機能もみんなが気に入って、お客様へも積極的におすすめしています。
―お客様の反応はいかがでしたか?
もともと美容室では、スタイリング剤やパーマ液などが手につくことも多いので、スタッフはこまめに手を洗っていますが、WOSHを置くことで、そうした取り組みが“見える化”されました。お客さま自身も入店時に手を洗うことができ、コロナ禍においても「カキモトさんは、衛生対策を徹底しているね」との声を頂戴しております。その印象が、より安心して来店いただける材料の一つになっているように感じます。
新型コロナの流行をきっかけに、「清潔」に対する意識は高まったと思います。今後もお客さまに安心を届けるために、WOSHは価値ある存在であり続けるのではないでしょうか。
人にも地球にもやさしいビューティーサロンを目指すきっかけに
―WOSHを導入いただいた一番の目的は「お客さまへの安心・安全の提供」ということですが、そのほかに導入いただいたメリットはありますか?
従業員の働きやすさにもつながっていると思います。美容師は1日に何度も手を洗うので手荒れしやすく、アルコール消毒液だと手に染みて痛いこともありますが、WOSHでの手洗いなら軟水で手に優しいのが嬉しいですね。
また、この業界はシャンプーをはじめ水を使うことが多いので、サステナブルな水の使い方についても今後は考えていく必要があると思っています。導入にあたって、WOSHはフィルターで水を濾過し循環させて使うというサステナブルなプロダクトであることを知って、より一層ファンになりました。
美容業界はスタイリングやカラーに薬剤を使うこともあり、環境への取り組みについては、まだまだ進んでいない面があります。ですが、これからは少しずつでも取り組んでいきたいと思っています。
―今後はWOSHをどのように活用していきたいですか?
新型コロナウイルスの流行が終息して、入り口での手洗いや消毒が必須ではなくなったとしても、手を洗う気持ちよさを提供するために活用していきたいと思っています。来店された時、あるいはお帰りになる前に手を洗ってさっぱりしていただくというのは、一つのおもてなしになると思います。今後、たとえば個室タイプのよりハイクラスな店舗などをオープンする際には、お客様が快適に過ごすための設備として、WOSHを使うこともできるのではないでしょうか。
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