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医療法人社団一心会 初富保健病院

患者やスタッフ、社会に寄り添う場所であるために

衛生面からWOSHが支える、医療現場の安心感

医療法人社団一心会 初富保健病院

広い庭園を備えた緑あふれる敷地に、ゆったりとした空間、あたたかみを感じるインテリアはまるでホテルのような雰囲気。千葉県鎌ケ谷市にある初富保健病院/初富保健病院介護医療院は、介護や高齢者医療を必要とする人を中心に受け入れる医療・介護施設です。およそ600人が入院・入所する同院では、外来患者を迎える西館のエントランスに、WOSHが設置されています。

同院の理事長・院長である唐澤秀治さん、そして事務部総務課課長の杠(ゆずりは)英樹さんに、WOSH導入の経緯やメリットなどについて伺いました。

普段から便利に使えて、災害時にも役立つプロダクトに共感

―院内にはいくつか建物がありますが、西館のエントランスにWOSHを設置した理由をお聞かせください。

杠さん:外部から足を運ぶ人が多い場所だということが一つの理由です。西館には外来の患者さまや付き添いの方、ご家族が来られますし、業者の方なども頻繁に出入りします。そのため、ここに手を洗う場所を設けることで外からの菌の持ち込みを防ぐ院内の効率的な衛生対策につながると考えました。

―WOSHを導入したきっかけには災害対策という面もあったと聞きました。

唐澤さん:テレビでWOTAの製品が取り上げられているのを見ました。まず注目したのは、WOTAの技術が災害時にも役立つものだというところです。当院では、以前から災害時における高齢者の緊急入院の対応や地域の防災訓練への参加など、いざという時に社会貢献ができる病院を目指していました。移動式のレントゲンなど、災害時にも活用できる医療機器なども積極的に取り入れています。

そうした背景があり、WOSHは当院の理念や取り組みに合うプロダクトだと感じました。日常の手洗いに使うのはもちろん、たとえば水道が止まってしまうような状況になったときでも、電源さえあれば使うことができますし、病院の外に移動させて使うことも可能です。普段から便利に使えて、災害時にも役立つということが重要。それですぐ、導入できないか総務に相談しました。

患者さまはもちろん、その家族や医療・介護スタッフにも安心感を

―導入前に懸念点はありましたか?

杠さん:法人のトップである唐澤が前向きだったので、導入スキームはスムーズに進みました。懸念したのは、WOSHのような斬新な循環型手洗い装置を導入することを、衛生面などを心配し、スタッフが敬遠しないだろうかということを心配していました。

ですが、職業柄、医療従事者は衛生面に関心が高いですから、WOSHを知っているスタッフも多く、実際に置いてみるとみんな興味を持ってくれたことに、ホッとしました。今回は補助金を活用することで、コストの面でも負担が少なくてすみましたし、メンテナンスも思っていたより手間がかからず、非常に満足しています。

―感染症などが流行すると、医療従事者の方は、いつも以上に気が抜けない状況ですよね。WOSHを導入した背景には、スタッフの方々をケアしたいという思いもあったと聞いています。

杠さん:当院では、介護やリハビリも行っているので、患者様と直に接触する機会が多くあります。そのため、日頃から衛生面にはとても気を遣っていますが、コロナ禍で手指消毒する機会がいつも以上に増えました。手が荒れてガサガサになってしまった、その上にまたアルコール消毒は滲みると痛いなどと悩むスタッフも少なくありません。WOSHを導入したのは、そうしたスタッフにも喜んでもらいたいという思いもありました。多くのストレスを抱え、日々ウイルスの脅威と戦っているスタッフに少しでも安心感を与えられたらと考えました。

―実際WOSHを利用した方々からは、どのような反応をもらいましたか?

杠さん:やはり、アルコールで消毒するよりもいいという声は多いですね。今やどこの病院にも店舗にも、アルコール消毒は置いてありますが、敏感肌の人も大勢いますし、肌が強くても消毒しすぎると荒れてしまいますから。アルコールが苦手な人にも喜んで使ってもらえることで、スタッフや患者さまに安心感を与えられたことはWOSHの重要な役割だと思います。

 医療現場で実践できる、サステナブルな環境配慮のかたち

―手洗いが気持ちいい以外にはどのような反応がありましたか。

杠さん:WOSH本体の横で動いているフィルターを見て、「この水は循環しているんだね」など、技術や仕組みに興味を示す人もいらっしゃいますね。そういう意味では環境配慮という点でも、WOSH設置に意義を感じています。最近は「SDGs」といった言葉もよく聞かれますが、これからは組織として環境への配慮を考えることは欠かせない時代になりますよね。病院は水をたくさん使いますし、医療・介護で使用される物品もディスポーザブル製品が主流でゴミもたくさん出る、どうしても消費することが多い場所です。そういうなかで、WOSHのような環境に配慮したプロダクトを使うことで少しでも環境や社会のためにできることをしていきたいと考えています。また、職員一人一人にそういう意識をもってもらうことも一つの狙いです。

―新しい取り組みを積極的に行われているのですね。

唐澤さん:当院は、新しい医療設備をいち早く取り入れたり、地域や外部の研究機関と連携した事業を行ったり、常に新しいことにチャレンジしてきました。それはやはり、患者さまにも、社会にももっと寄り添える場所でありたいという思いからです。これからも通常の治療にプラスアルファでできること、患者さまや地域の人たちに喜んでいただけることを考え、実践していきたいと思っています。

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