小売 株式会社伊東屋 銀座 伊東屋 本店

手のひらからはじまる、五感で楽しむ空間作り店舗入口のホスピタリティとしての手洗い

株式会社伊東屋 銀座 伊東屋 本店

国内外のブランドショップや老舗百貨店が並ぶ銀座の街で、一際目を引く大きな赤いクリップ。文房具専門店、銀座 伊東屋 本店の看板です。1904(明治37)年の創業以来、文房具を中心とした小売業で多くの人に愛され続けている伊東屋のフラッグシップとも言える銀座本店。銀座中央通りに面したエントランスに、WOSHが設置されています。
店長である藤木篤志さんに、WOSH導入のきっかけやお客様に安心して過ごしてもらうための空間づくりについてお話を伺いました。

シンプルで洗練された空間に溶け込む、あたたかみのあるデザイン

―「銀座 伊東屋 本店」は店舗デザインが特徴的ですが、具体的にはどのようなこだわりがあるのですか。

この銀座本店は、2015年にリニューアルした際に、お客さまがただ買い物をするだけでなく、リラックスした時間を過ごしていただけるような空間づくりを目指しました。棚や天井などには天然の木を取り入れ、BGMもオリジナルの曲を用意するなど、細部までこだわっています。

なかでも、お店の顔であるエントランスは特に大切な場所です。WOSHもそのポイントの一つとなっています。当店のエントランスは、大きなウィンドウディスプレイが回転する仕様になっていて、店の中と外がシームレスにつながります。WOSHは道行くお客さまからもよく見えますし、「何かな?」と興味を持って足を止める方もいらっしゃいます。

―WOSHの置き場所をエントランスにしたのはどうしてですか?

まずは、お客さまの動線を考えて設置場所を決めました。入口なので、手を洗いながら1階の売り場やフロア案内などに目を向ける人もいて、買い物のウォーミングアップができるポイントとなっています。ディスプレイをはじめ、お客さまをお迎えするエントランスはとりわけ気を配っていますが、WOSHのデザインはとても自然になじんでいて良いと思います。

伊東屋では、扱う商品においても、店内のインテリアにおいても、時代を超えて愛されるような、シンプルかつ洗練されたデザインを大切にしています。そうしたこだわりの空間の中でも、WOSHは浮いてしまうことがなく、よく馴染んでいると思います。実は伊東屋では“白”のニュアンスに対して強いこだわりがありまして、無機質な青みがかった白ではなく、WOSHのような“あたたかみがある白”は店内の雰囲気にマッチしていて良いと感じました。

“手を洗える場”を増やすことで、銀座の街に安心感を

―WOSH導入のきっかけを教えてください。

銀座に店舗を構える弊社は、銀座の街をより良くするための活動を推進しています。2020年9月に発足した『公衆手洗い推進パートナーシップ』(※)にも賛同し、新型コロナウイルス感染拡大が続くなかで、銀座の街に安心して来ていただくための取り組みとして、まずは当店にWOSHを設置することとなりました。現状として、銀座の街中には、気軽に手を洗える場所は多くありません。消毒用のアルコールなどは以前から置いていましたが、外出中に「手を洗ってすっきりしたい」というニーズがあると感じています。そうした場を提供することも、お客さまへの一つのおもてなしと言えるのではないでしょうか。
(※)2020年9月25日に、WOTAがパートナー企業・賛同団体とともに発足したプログラム。Withコロナ時代の、安心してお出かけできる“まちづくり”として、街中でいつでも誰でも無料で手が洗える社会の実現を目指す。

―導入にあたり、不安に感じていたことなどはありましたか?

初めて導入するものだったので、スタッフからはメンテナンスできるか不安などの声も上がっていましたが、実際運用してみると思っていたより手間もかからず、慣れていきました。必要なメンテナンスは機体内のメンテナンスパネルのランプ点灯を見ればわかるので安心ですし、サポートが手厚い点も心強いですね。

―導入してから、お客さまからはどのような反応がありましたか?

正しく30秒かけて手を洗ってみると、「正しい手洗いってこんなに時間をかけるものなんですね」と驚いている方が多かったです。また、水が循環していることや、水道管がいらないことなど、WOSHの仕組みの話をすると、興味を持ってくださる方も多く、エコな技術がお客様とのコミュニケーションのきっかけにもなっています。

体験がもっと楽しくなる、おもてなしとしての手洗いサービス

―入り口に手洗いできる場所があることで、お客さまにどのような価値を提供していると思いますか?

伊東屋は、“クリエイティブな時をより美しく、心地よく”をミッションとして掲げています。単に買い物をするだけではなく、来店することで新しいインスピレーションを得られたり、頭の中にあるアイデアを形にするきっかけになる場を目指しています。特にこの銀座本店では、手紙を書いて本物のポストに投函までできるコーナーや、実際に触れながら紙を選んだり、自分だけのペンやノートがカスタマイズできたりと、お客さまのクリエイティブを応援するさまざまな体験型のしかけを用意しています。

そのように、“触れること”や“体験すること”を安心して楽しんでいただくためには、衛生対策が重要になります。WOSHもそうした安心を提供するものの一つです。また、WOSHを使ってみると、水がとてもなめらかで、手を洗うことの気持ち良さを改めて感じます。これもまた、お店に訪れたからこそ感じられる体験ですよね。

今は、欲しいものはネットショッピングでも買える時代ですから、伊東屋のお店に来ないとできない体験、お金で買えないサービスを提供したいという思いがあります。

―今後はWOSHにどのような役割を期待されていますか?

コロナ禍を経て、この状況が落ち着いても、こまめな手洗いの習慣は定着するのではないでしょうか。WOSHで手を洗う体験も、五感に訴える“持ち帰ることができないサービス”の一つとして、今後もお客さまに楽しんでいただければ幸いです。

また、コロナが流行する前の銀座は、海外からの旅行客でにぎわっていましたので、これから安心して海外との行き来ができるようになれば、またたくさんの方に訪れていただきたいと思っています。そうした時に、WOSHを使って手を洗うという体験をしていただければ、とても日本らしいおもてなしになるのではないかと期待しています。

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