21世紀最大の課題「水不足」を解決するために、
WOTAは、未来の水インフラ作りに取り組みます。

「水不足」は全世界的に21世紀最大の問題とされ、2025年までに20億人を超える人が水不足に苦しむと言われています。現在まで、主として大規模集中型の水循環システムのインフラ整備によって、人類は水を獲得しようとしてきました。そのために、ダム、水処理場、上下水道管などから構成される大規模集中型の水インフラに、莫大なコストが投資されてきました。一方で、人口の増加に対して水インフラ整備が追いつかない地域、異常気象による淡水源分布の変化、豊富な淡水源があっても汚染されて使えない地域など、21世紀は「水不足」がさらに進行すると予想されています。

既存の大規模集中型の水インフラやその整備には多くの問題があります。水インフラの整備にあたる大規模公共工事では、環境破壊が不可避であり、半世紀を超える整備期間、日本では100兆円超の設備投資が発生しています。このため、先進国・日本でもまだ水インフラ整備は完了していません。また、日本では、長期にわたる整備の中で人口減少時代を迎え、設備余剰になってしまっているケースもあります。特に課題となっているのは地中の上下水道管の整備で、期間・費用ともに大部分を占めるポイントとなっています。

そもそも既存の上下水道には構造的な問題があります。既存の上下水道では、人口の増減に対して柔軟に対応することができないのです。整備に時間がかかるため人口増加期間には水インフラが不足することとなり、縮小プランが想定されていないため人口減少期間には設備余剰となって財政的な負担となります。また、地中の上下水道管は定期的な交換を必要とし、人口減少期間にある日本では、上下水道管の交換タイミングにさしかかっている自治体が今まさにその負担に苦しみはじめています。

そこで、私たちWOTAは、人と水インフラが1:1になる未来を提案します。大規模集中型の水インフラの経済性が低く適していない地域や水インフラ整備がなかなか進まない地域において、家単位・コミュニティ単位で、水やエネルギーのインフラが持てるようにすることで、「人類が誰でもどこでも気軽に暮らせる未来」を実現しようと考えています。そうすることによって、建築計画や都市計画もより自由自在なものへと変わっていくのではないかと考えています。

これを実現するために、私たちの重要視している指標は「排水の水質」と「家庭内水自給率」です。排水の水質は、その汚れの度合いによって中水(Gray Water)と下水(Black Water)に分けられており、これらの処理を順に実現するとともに、飲用水(Pure Water) も家庭内で自給できるようなシステムを開発しております。それぞれが実現していくごとに、使用できる水回り設備の種類が増え、家庭内での水の自給率が上がっていき、最終的には100%に近づけていくことができると考えています。