2019.09.27
press release

「危機管理産業展(RISCON TOKYO)2019」に出展&登壇決定。台風15号による大規模断水への支援と対策事例をレポート


水循環を用いた次世代の分散型水インフラの研究開発・事業展開を手がけるWOTA株式会社(本社:東京都文京区 代表取締役:北川力、以下「WOTA(ウォータ)」)は、東京ビッグサイトにて10月2日(水)から4日(金)の3日間にわたり開催される「危機管理産業展(RISCON TOKYO)2019」に出展いたします。また、10日3日(木)14時からは、先日、首都圏を襲った台風15号により大きな被害のあった千葉県をはじめとした被災地での大規模断水について、当社のCOO前田瑶介が、「WOTA」が実施した支援取り組みと現場で得た施策事例や教訓事項について、発表を行うことをお知らせいたします。

「危機管理産業展(RISCON TOKYO)2019」は防災・セキュリティ・事業リスク対策など『安全』を対象とした国内最大規模の展示会で、“危機管理“をテーマに、事業活動に関するあらゆるリスクに対処する最新の製品・サービスが一堂に集まります。当社のブースでは「AI水循環システムWOTA BOX+屋外シャワーキット」を展示するほか、『台風15号の大規模「断水」への対策事例「生活用水が足りない!!」』と題して、「WOTA」が被災地で実施した支援活動と、その際に現地で問題となった生活用水の確保に関するテーマを中心に、具体的な事例とそこから得た知見や教訓を元に、今後の防災対策の可能性などお話をさせていただきます。

■台風15号 被災地での「WOTA」支援活動について
<4地域、300人以上への入浴支援>
2019年9月5日、東京湾を抜け千葉県に上陸した台風15号は、中心気圧955hPa、関東に上陸した台風としては過去最強クラスとなりました。関東4都県において、停電や取水施設の被害等により、ピーク時には123,878 戸で断水。そのうち24,183 戸においては、発災後1週間以上にわたり断水が続き、多くの人の生活に影響を及ぼしました。

今回の台風の影響で断水した戸数は、最大震度7を記録した北海道胆振東部地震の3倍以上の数に及びます。千葉県を中心に、ここまで断水が広範囲で長期化した原因として、まず大規模停電により水を送るための加圧ポンプが止まったことが挙げられます。水道管の途中にはある”ポンプ場”から水を送ることで隅々まで水が供給されますが、停電により停止してしまいました。さらに、長期化した原因は、暴風によって大量に発生した倒木が各地で送電網を切断したため、故障箇所が分散し、復旧が困難を極めたためだと考えられます。

WOTAでは断水被害に対して、神奈川県鎌倉市、千葉県富津市、鋸南町、多古町からそれぞれ要請を受けて入浴支援を実施、300人以上にシャワー提供を行いました。人が必要な飲料水は1日約3リットルで、断水が長期化した場合でも、飲料水は比較的確保しやすい状況です。しかしながら、その約10倍の量が必要な入浴や洗濯など、生活用水の確保については非常に困難を極めます。今回も入浴や洗濯、トイレなどが使えない状態が長期化し、その実態が明らかになりました。

○鎌倉市
倒木による停電・断水が長期化した二階堂地区の住民向けに、市側が開設した鎌倉宮避難所において「WOTA BOX」を設置。特に足がなく近隣の入浴施設への移動が難しい、妊産婦、乳幼児や高齢者のいらっしゃるご世帯に入浴を提供しました。

○千葉県富津市
当初中心市街の湊地区にある富津市市民会館での「WOTA BOX」設置要請を受け、入浴支援を実施。自衛隊入浴支援が入った後は、金谷地区に移動して入浴を提供しました。

○鋸南町
中心市街のライフラインは復旧したものの、奥に細長く山間部を持つ鋸南町では、山間部の集落の停電・断水が長期化。山間部ながら124世帯程度が居住する鋸東地区から要請を受け、中心市街に身寄りのない方々むけに入浴支援を実施。

○多古町
千葉県内で最も停電・断水被害が長期化した自治体である多古町。その中でも特に長期化したのが今回支援した中村小学校区です。山間にある同校区では、台風上陸後2週間もの間、停電解消が困難を極め、結果として断水が併発していました。そこで、町立中村小学校体育館において9月16日〜9月20日の1週間にわたって支援を実施。また、多古町で行った支援は、直前に茨城県境町より協力の意思表明をいただき、実現した共同支援となり、有事の際の自治体間連携の可能性を示唆するユニークな事例となりました。

<大規模断水に備える「自治体連携」の可能性>
この度、茨城県境町の協力により実現した千葉県多古町での入浴共同支援は、WOTAとしても初めての自治体を越えた取り組みとなりました。「WOTA」では、今回ように、「WOTA BOX」を保有する自治体間で相互支援協定を締結することで、有事の際には、被災した自治体が相互に支援し、災害時の生活用水不足をよりスムーズに解決していくことができると考えています。断水に限らずこのような連携事例が全国で増えれば、自衛隊をはじめとする特殊機関の支援が行き届かない地区など、より広範囲での災害支援が可能となります。そのような観点において、今回の千葉県多古町、茨城県境町の共同支援の取り組みが「自助・共助・公助」を推進する上でのモデルケースになることを期待しています。

今後も、WOTAでは「誰でもどこでも水の自由を」の実現に向け、災害時から日常生活、アウトドアイベントまで様々なシーンで世界中の人々に新しい水インフラを提案するため、プロダクト・サービスの改善に努めるとともに、研究開発・事業展開をより一層強化して参ります。

「危機管理産業展(RISCON TOKYO)2019」出展&登壇概要
開催期間: 2019年10月2日(水)~ 10月4日(金) 10:00 – 17:00
会 場: 青海展示棟(東京ビッグサイト)
出展場所:小間番号 AN-06
講演日時:2019年10月3日(木)14時〜15時30分
公園会場:セミナー会場A
講演テーマ:台風15号の大規模「断水」への対策事例「生活用水が足りない!!」

■WOTA BOX ― AI水循環システム ― 概要
「WOTA BOX」は、シャワーをはじめ様々な水回り設備に接続可能な水循環システムです。水循環の技術により、排水をろ過して繰り返し循環させることで、100Lの水で約100回のシャワー入浴を実現したり、排水の量を通常の50分の1以下に抑えることが可能です。 配管工事が不要で電源さえ確保できれば短時間で設置して快適な水をお使いいただけるため、災害時をはじめ、屋外イベントなど様々なシーンでの活用が期待されています。 AI による水質監視・管理により、常に安全な水をご利用いただけます。

「WOTA BOX(ウォータ・ボックス)」及び「災害用シャワーパッケージ」

【会社概要】
WOTA株式会社(http://wota.co.jp/)
本社所在地:東京都文京区本郷四丁目12番5号 トーセービル2階
設立   :2014年10月
代表者  :代表取締役 北川 力
事業内容 :水処理装置の製造・開発、アルゴリズム開発

【お問い合わせ先】
一般問い合わせ:WOTA株式会社 お問い合わせフォーム:http://wota.co.jp
メディア問い合わせ:WOTA 株式会社 広報担当:pr@wota.co.jp